引越し前日までにやること7選|トラブルを防ぐ準備を引越し現場経験者が解説

引越し前日までにやること7選|トラブルを防ぐ準備を引越し現場経験者が解説

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引越し準備をしていて、

「荷造りがまだ終わっていない……」

「何をどこまで準備すればいい?」

「当日に困ることはないかな?」

と不安になっていませんか?

引越しは、当日の作業だけでなく前日までの準備によってスムーズさが大きく変わります。

私は2020年から6年間、引越作業員として3,500件以上の現場を経験してきました。大手引越し業者と地域密着型の引越し業者3社で勤務し、現場ではリーダーとして作業を担当してきました。

その中で、準備が十分にできている家庭と、準備が間に合っていない家庭では、作業の進み方や当日の負担に大きな違いがあることを何度も見てきました。

この記事では、引越し前日までに済ませておきたい準備を、現場経験をもとに7つに絞って解説します。

「何から始めればいいか分からない」という方は、最後のチェックリストも活用してください。

引越し前日、何もしていない場合は?

「明日が引越しなのに、まだ準備が終わっていない……」
という場合でも、焦ってすべてを完璧にやる必要はありません。

最低限の準備ができていることが大切です。

まずは、次の5つを優先しましょう。

  1. 貴重品を手元にまとめる
  2. 運ぶ・運ばない荷物を分ける
  3. 最低限の荷造りを終わらせる
  4. 掃除道具を最後まで残しておく
  5. 新居の家具配置を確認する

特に、荷造りが終わっていない場合は「使わないもの」から優先して箱詰めしましょう。

明日使うものまで梱包してしまわないことも大切です。

引越し前日までにやること7選

引越し前日までにやること7選のイメージ画像

引越し前日までに、計画的にここまで準備しておくと理想的です。

  1. 荷造りをできるだけ完了させる
  2. 運ぶ・運ばない荷物を仕分ける
  3. 家財・家具を掃除する
  4. 段ボールに「中身・部屋名」を書く
  5. 貴重品・重要書類を手元にまとめる
  6. 新居の家具配置を決めておく
  7. 不用品を処分しておく

特に重要なのは、「荷造り」「仕分け」「掃除」の3つです。

この3つができていないと、当日の作業に時間がかかったり、確認事項が増えたりする原因になります。

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① 荷造りをできるだけ完了させる

引越し前日までに、基本的な荷造りはできるだけ終わらせておきましょう。

引越し当日の作業は、荷物を搬出してトラックへ積み込むことが中心です。

そのため、当日になって大量の荷物が未梱包の状態だと、作業員が搬出と並行して荷造りを手伝うことになり、予定より時間がかかってしまいます。

特に注意したいのが、

  • 食器やガラスなどの割れ物
  • 液体が入った容器
  • 小物類
  • 衣類
  • 本や書類

などです。

急いで梱包すると、緩衝材が不足したり、液体が漏れないような処理が不十分になったりする可能性があります。

また、荷造りを始めてから「思ったより荷物が多かった」と気づくケースも珍しくありません。

荷造りは「予定より時間がかかる」と考えて、余裕を持って進めておくことが大切です。

なお、業者によっては荷造りをスタッフに任せられる「梱包おまかせプラン」などもあります。

仕事や育児などで自分で荷造りする時間が取れない場合は、早めに相談しておきましょう。

② 運ぶ・運ばない荷物を仕分ける

前日までに、「引越し業者に運んでもらうもの」と「運ばないもの」を明確にしておきましょう。

引越し当日は、家の中にあるものをすべて運ぶわけではありません。

例えば、

  • 新居へ運ぶ荷物
  • 自分で持っていく貴重品
  • 処分する不用品
  • 賃貸物件の備え付け品

などがあります。

これらが混ざっていると、作業員が一つひとつ確認しながら作業することになります。

特に注意したいのが、「運ぶかどうか判断しにくい荷物」を作らないことです。

運ばない家具や備え付け品には、マスキングテープや付せんなどで「運ばない」「備品」などの印をつけておくと、作業員も判断しやすくなります。

複数の搬入先がある場合も、

  • 新居
  • 実家
  • 倉庫

など、行き先ごとに分けておきましょう。

仕分けができているだけで、当日の確認作業を大きく減らせます。

③ 家財・家具を掃除する

引越し前には、運ぶ家具や家電をできる範囲で掃除しておきましょう。

普段の生活では見えにくい家具の裏側や家電の下には、ホコリがたまっていることがあります。

そのまま搬出すると、ホコリや汚れまで新居へ持ち込むことになります。

特に自分で掃除しやすいのは、

  • テレビの裏
  • 電子レンジの下
  • 衣装ケースの上
  • カラーボックス
  • 扇風機
  • ヒーター

などです。

一方、

  • 冷蔵庫の裏
  • 洗濯機の裏
  • タンスの背面
  • ベッドの下

などは、家具を動かさないと掃除しにくい場所です。

こうした場所は、引越し作業員が家具を動かしたタイミングで掃除できるよう、掃除機・雑巾・ウェットティッシュなどをすぐ取り出せる場所に準備しておきましょう。

事前に表面のホコリを取っておくだけでも、新居での掃除の負担を減らせます。

④ 段ボールに「中身・部屋名」を書く

段ボールには、「何が入っているか」と「どこに置くか」を書いておきましょう。

例えば、

食器/キッチン

衣類/寝室

本/書斎

といった具合です。

特に重要なのが部屋名です。

搬入時に作業員が段ボールの置き場所を判断しやすくなるため、作業がスムーズになります。

また、

  • 割れ物
  • 上積み厳禁
  • すぐ使うもの

など、注意してほしいことがあれば、目立つ場所に記載しておきましょう。

おすすめは、段ボールの上面と側面の両方に書くことです。

積み重ねた状態でも側面から確認しやすくなります。

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⑤ 貴重品・重要書類を手元にまとめる

引越し当日は、貴重品を段ボールに入れないことが基本です。

例えば、

  • 現金
  • 財布
  • 鍵
  • 通帳
  • 印鑑
  • クレジットカード
  • 免許証
  • 重要書類
  • スマートフォン
  • パソコン

などです。

これらは「手持ち品」としてまとめ、当日は自分で管理しましょう。

注意したいのが、玄関やカウンターなど、作業員が荷物を運ぶ場所に貴重品を置いてしまうことです。

作業員から見ると、通常の荷物と区別できない可能性があります。

「これは運ばない」というものを一か所にまとめ、作業の邪魔にならない場所で自分が管理するのがおすすめです。

⑥ 新居の家具配置を決めておく

新居に到着してから、

「この家具はどこに置こう?」

と考え始めるのは避けましょう。

前日までに、家具・家電のおおまかな配置を決めておくと、搬入がスムーズになります。

完璧な図面を作る必要はありません。

手書きでもいいので、

  • リビング
  • 寝室
  • キッチン
  • テレビの位置
  • ベッドの位置
  • タンスや棚の位置

などを書いておきましょう。

特に大型家具は、いったん設置すると移動が大変です。

「どこに置くか」を事前に決めておけば、当日の確認時間も短縮できます。

⑦ 不用品を処分しておく

引越し前は、「新居に持っていかないもの」をできるだけ減らしておきましょう。

不用品が残ったままだと、荷造りの量が増えるだけでなく、引越し当日に「これはどうする?」という確認も増えてしまいます。

例えば、

  • 売る
  • 譲る
  • 自治体で処分する
  • 不用品回収を依頼する

など、早めに処分方法を決めておきましょう。

注意したいのは、引越し業者が何でも処分してくれるとは限らないことです。

不用品の引き取りに対応しているかどうかは業者によって異なるため、依頼する場合は事前に確認してください。

Q部長
Q部長

現場で一番助かるのは、「運ぶもの・運ばないもの」が最初からハッキリしているお客様です。

まだ引越し業者を決めていない方へ

複数の引越し業者を比較して、自分に合った業者を選びましょう。

引越し前日に確認したい5つのポイント

引越し前日に確認したい5つのポイントのイメージ画像

7つの準備が終わったら、最後に「当日困らないための準備」を確認しましょう。

冷蔵庫・洗濯機などの準備

冷蔵庫や洗濯機などは、通常の荷物とは異なる準備が必要になる場合があります。

特に冷蔵庫は、食品を残したままにしないよう注意しましょう。中に食材が残ったままだと引越し業者によっては運搬を断られてしまいます。

当日までに食材を減らし、当日の朝クーラーバッグなどに移しましょう。

洗濯機は事前に水抜き作業をしましょう。給水・排水ホースなどの取り外しが必要になる場合があります。

自分で対応するのか、引越し業者に任せるのかを事前に確認しておくことが大切です。

掃除道具をすぐ使える場所に置く

引越し当日は、家具を動かしたことで普段見えないホコリが出てくることがあります。

そのため、

  • 掃除機
  • 雑巾
  • ウェットティッシュ
  • ゴミ袋

などは、最後まで段ボールに入れず、すぐ取り出せるようにしておきましょう。

手持ち品をまとめる

財布やスマートフォン、鍵、重要書類などは、ひとまとめにしておきます。

引越し当日に必要なものを「手持ちバッグ」に入れておくと安心です。

また、引越し後すぐ使う、

  • トイレットペーパー
  • タオル
  • 着替え
  • 洗面用品
  • 充電器

なども、すぐ取り出せるようにしておくと便利です。

家族で「運ぶ・運ばない」を最終確認する

家族で引越しする場合は、前日までに認識をそろえておきましょう。

特に、

  • 持っていく家具
  • 処分する家具
  • 自分で運ぶ荷物
  • 業者に運んでもらう荷物

について、家族内で意見が違っていると当日に混乱します。

「これは持っていく」「これは置いていく」を家族全員で確認しておくことが大切です。

新居の間取り・搬入経路を確認する

新居の間取りだけでなく、

  • 玄関の幅
  • 廊下の幅
  • 階段
  • エレベーター
  • 大型家具を通す場所

なども確認しておきましょう。

特に大型家具や家電がある場合は、搬入経路に問題がないか事前に確認しておくと安心です。

これから新居を探す方は、物件探しから賃貸契約までの流れも確認しておきましょう。エアドアさんの「賃貸契約の流れは意外とシンプル!初めての部屋探しでも迷わない完全ガイド」では、賃貸契約の流れを分かりやすく解説しています。

Q部長
Q部長

当日に慌てる現場ほど、前日までの準備に抜けがあります。

準備不足で起こりやすい引越しトラブル

準備不足で起こりやすい引越しトラブルのイメージ画像

ここまでの準備を怠ると、実際の現場ではさまざまな問題が起こります。

荷造りが終わらず作業開始が遅れる

引越し当日に未梱包の荷物が大量に残っていると、搬出作業に入るまでに時間がかかります。

作業員と一緒に梱包することになれば、当然ながら予定より時間がかかります。

その結果、

  • 引越し作業の終了時間が遅れる
  • 退去立ち会いに間に合わない
  • 次の予定に影響する

といった問題につながる可能性があります。

「当日なんとかすればいい」と考えず、前日までに終わらせておくことが重要です。

運ばない荷物を作業員が確認することになる

「これは運びますか?」

「これは置いていきます」

という確認が何度も必要になると、その分だけ作業が止まります。

特に、

  • 不用品
  • 賃貸物件の備品
  • 自分で運ぶ荷物

などが混ざっている場合は注意しましょう。

貴重品を誤って積み込んでしまう

財布や鍵などが通常の荷物に混ざっていると、作業員が運搬する荷物と判断してしまう可能性があります。

トラックへの積み込み後に気づくと、探し出すために作業を止めなければなりません。

貴重品は最初から「自分で持つ」と決めて、別にしておきましょう。

新居で家具の置き場所に迷う

家具の配置が決まっていないと、搬入時に一つひとつ確認する必要があります。

特に大型家具は、設置後に「やっぱり別の場所にしたい」となると移動が大変です。

前日までに大まかな配置を決めておくことで、搬入もスムーズになります。

ホコリや汚れまで新居に持ち込んでしまう

家具や家電に付着したホコリをそのまま運ぶと、新居にもホコリが落ちます。

新居に到着してから家具を掃除することになると、荷ほどきの前に掃除が必要になります。

旧居でできる掃除は、できるだけ旧居にいるうちに済ませておきましょう。

Q部長
Q部長

引越し当日は、準備不足を取り戻す時間ではありません。

準備した荷物を安全・スムーズに運ぶ時間です。

引越し前日のチェックリスト

引越し前日のチェックリストのイメージ画像

最後に、前日までに確認したい項目をまとめます。

🔴 最優先

荷造り

  • □ 基本的な荷造りが終わっている
  • □ 割れ物・液体類を適切に梱包している
  • □ 段ボールに中身を書いている
  • □ 段ボールに搬入先の部屋名を書いている

貴重品

  • □ 現金・財布を手元にまとめた
  • □ 鍵を手元にまとめた
  • □ 通帳・印鑑・重要書類を分けた
  • □ スマートフォン・パソコンなどを自分で管理する

荷物の仕分け

  • □ 運ぶものが決まっている
  • □ 自分で持っていくものを分けている
  • □ 不用品を分けている
  • □ 備え付け品を分けている

🟡 忘れやすい

掃除

  • □ 家具・家電の表面を掃除した
  • □ 可能な範囲で家具の裏側も掃除した
  • □ 掃除道具をすぐ使える場所に置いた

新居の準備

  • □ 家具の配置を決めた
  • □ 新居の間取りを確認した
  • □ 大型家具の搬入経路を確認した

🟢 その他

  • □ 不用品の処分方法を決めた
  • □ 家族で荷物の認識をそろえた
  • □ 引越し当日に必要なものを手元にまとめた
Q部長
Q部長

現場で慌てないためにも、前日のうちに「これで大丈夫」と言える状態にしておきましょう。

【まとめ】前日までの準備で引越し当日の負担を減らそう

【まとめ】前日までの準備で引越し当日の負担を減らそうのイメージ画像

引越しをスムーズに進めるためには、当日の作業だけでなく、前日までにどこまで準備できているかが重要です。

特に優先したいのは、次の7つです。

  1. 荷造りをできるだけ完了させる
  2. 運ぶ・運ばない荷物を仕分ける
  3. 家財・家具を掃除する
  4. 段ボールに中身・部屋名を書く
  5. 貴重品・重要書類を手元にまとめる
  6. 新居の家具配置を決めておく
  7. 不用品を処分しておく

すべてを完璧にする必要はありません。

しかし、「これは運ぶ」「これは自分で持つ」「これは処分する」といった判断を前日までに済ませておくことで、当日の確認や作業の負担を大きく減らせます。

引越し当日は、荷物の搬出・搬入など、やることがたくさんあります。

だからこそ、前日までにできる準備は早めに済ませておきましょう。

準備が整っていれば、作業員も本来の作業に集中しやすくなり、依頼者自身も落ち着いて引越しを迎えられます。

「当日になんとかする」のではなく、「前日までにできることを終わらせておく」。

これが、スムーズな引越しにつながる基本です。

引越し前の準備ができたら、次は引越し当日にどのように過ごせばいいのかも確認しておきましょう。

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