【現役プロが解説】引越し時期のベストタイミングは?高品質な引越しを叶える4つのポイント

【現役プロが解説】引越し時期のベストタイミングは?高品質な引越しを叶える4つのポイント

引越しのスケジュールをなんとなく立てていませんか?引越しの時期選びを間違えてしまうと引越しトラブルにつながりやすいです。実際に、引越し準備万端にもかかわらず、引越し作業の時期や時間帯といったタイミングが理由でトラブルに巻き込まれた人をたくさん見てきました。

僕は引越作業員として2020年から5年間で3000件以上の現場を経験してきました。同じ引越し業者の同じ引越作業員でも年間で見ても月間で見ても引越しパフォーマンスは変動します。つまり、引越し時期によって高品質な引越しサービスになるかどうかは決まります。

この記事を読むことで「年・月・週・日」の中でどのタイミングが引越しにオススメの時期か分かります。これから引越しをする全ての人に参考となる内容です。

高品質な引越しを実現するためのオススメ時期4選

オススメの引越し時期

  • ✅ 5月と11月
  • ✅ 上旬
  • ✅ 平日
  • ✅ 午前中

高品質な引越しを実現したい人は引越し時期を選びましょう。仮に高品質な引越サービスを提供できる引越し業者・引越作業員を選べていたとしても、この「引越しタイミング」次第ではパフォーマンスが大きく変わります。

現役の引越作業員として日々品質と向き合っている僕の意見は一般的に言われているオススメとは異なります。一般的には、「繁忙期にあたる3月・4月を避けましょう」と言われます。これは事実で、できたら避けるべき時期です。料金的にも品質的にもオススメできません。

そして、ただ、繁忙期を避けるのではなく、高品質な引越サービスが提供されやすいタイミングを選びましょう。おすすめのタイミングは5月11月上旬平日です。時間帯は午前中を希望しましょう。

正直、1年間を通しても1日を通しても高品質を提供し続けることは難しいです。なぜなら、環境・忙しさ・トラブルといった点が関係してくるからです。

Q部長
Q部長

オススメする4つ全てを選べなくても大丈夫。1つだけでも選べていれば高品質になりやすいです。

① 5月・11月は“高品質でお得”なベストシーズン

高品質の条件に当てはまる

引越しのタイミング時期で5月と11月が高品質になる理由は3つあります。

  • 💡 理由① 快適な時期 (衛生面)
  • 💡 理由② 余裕がある時期 (技術面)
  • 💡 理由③ 引越作業員レベルが高い時期(技術面)
理由① 快適な時期
快適な時期とは、季節が関係しています。1年間の中で、快適な季節に春と秋を選ぶ人が多いです。引越し作業も全く同じです。暑さ、寒さ、雨や雪といった季節の影響を受けづらい春と秋は引越に適した季節です。
例えば、夏の引越しは汗だくで作業します。結果、家屋・家財・ダンボールなどに作業員の汗がついてしまいます。依頼者自身も暑い中の作業は大変でしょう。また、梅雨の雨や冬期の雪によって運搬時に荷物が濡れてしまいます。つまり、夏や冬は家屋・家財への悪影響が発生しやすい季節と言えます。
5月・11月は気温が暑くも寒くもなく天候も安定しやすい日が多めです。
理由② 余裕がある時期
余裕がある時期とは、時間が関係しています。繁忙期の忙しい時期よりも閑散期の落ち着いた時期の方が当然、余裕が生まれやすいです。
例えば、繁忙期(3月・4月)は1日に4~6件の引越し現場があります。つまり、高品質を維持しつつスピード重視の引越し作業をしないとすべての現場を終えることができません。
一方で、閑散期は1日に2~3件ほどです。繁忙期に比べて時間に余裕が生まれるため、丁寧な引越し作業になり高品質の引越しサービスが提供されやすいです。
5月・11月は閑散期にあたるため丁寧な引越し作業が提供されやすいです。
理由③ 引越作業員レベルが高い時期
引越作業員レベルが高い時期とは、経験値が関係しています。繁忙期の3・4月は短期アルバイトを採用します。引越し経験が浅い作業員が増えるため、品質が高い作業ができているとは言えません。
例えば、引越し経験がないと荷物の持ち方や運び方が不安定になりがちです。養生・梱包といった引越し業者が行う作業も適当になりがちです。引越し資材の名前も知らないため、作業員どおしの連携がとりづらくなっている現状があります。
5月・11月は経験値豊かな引越作業員に依頼できる確率が高いです。

引越し料金は毎月変動している

繁忙期の引越し料金は平常月の2~3倍します。数万円から数十万円する引越し料金をできるだけ安くしたい人は多いです。

例えば、引越しの時間帯を午前便ではなくフリー便にすることで引越し料金は安くなりますが低品質やトラブルにつながりやすくなるデメリットがあります。

しかしながら、月別で比較すると安い月を選ぶことのデメリットはありません。むしろ、高品質な引越作業が提供されやすくオススメです。5月と11月は安い月のひとつです。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
料金安い通常高い通常安い安い通常通常高い安い安い通常
月別の引越し料金

※上旬・中旬・下旬によって料金は変動します。

Q部長
Q部長

引越作業員のパフォーマンスは余裕がある快適な季節にこそ最大限発揮されています。

② 上旬は“余裕を持って動ける”理想のタイミング

1か月を上旬・中旬・下旬の3つに分けて考えてみます。

上旬は引越し件数が少ない傾向にあります。そのため、引越作業員は時間に追われることがなく落ち着いて作業できます。この余裕が引越し作業の品質を高めます。

反対に、下旬になるにつれて引越し件数は増加します。1年のうち12か月のすべてで月末が最も忙しくなります。

実際に上旬が落ち着いているタイミングと言えるのには理由があります。

私の勤める引越し業者では毎月「会議・資材管理の棚卸業務・ノー残業デー」があります。これらを行う日が毎月の上旬です。つまり、落ち着いた余裕のある時期だからこそ引越し作業以外の業務の時間にあてられています。

Q部長
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おすすめ時期の5月と11月でも上旬を狙いましょう。

繁忙期の3月も上旬なら◎です。

③ 平日は“スムーズ&静かに”引越せるベストデイ

曜日別にみると平日がオススメです。理由は引越し件数の少なさと、近隣住民への影響がでにくいからです。

多くの人が平日が仕事のため、引越しを休日にあたる土日祝に行っています。そのため、平日の方が引越し件数が少ない傾向にあります。

また、アパートやマンションなどにお住まいの方は引越し業者のトラックを止める場所を考える必要があります。なぜなら近隣住民の方の迷惑になってしまうからです。例えば、土日祝日の駐車場は止まっている車が多いです。一方で平日は駐車場にとまっている車が少ないため引越し作業がしやすいです。

さらに、平日の中でも金曜日は引越し件数が少し多い傾向があります。そのため、月~木曜日がよりオススメです。

Q部長
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引越しは近隣住民にも影響がでる作業です。

④ 午前中は“トラブルが少ない”安心の時間帯

引越し作業は1日に2~4件、多いと6件ほど行います。そのため、一番最初の引越しは予定時間にズレがありません。予定時間に始まり、想定内の時間に終わるためその後の計画が予定通りに進みます。しかし、午後や夕方の作業の場合はそれまでの引越し現場で何かしらのトラブルにより時間がかかってしまっていた場合に予定時間から大幅に遅れた引越し作業になります。

予定時間から遅れることで、

  • ⚠️ 焦る作業員が増えて作業が雑になる
  • ⚠️ 暗い中の作業になり危険
  • ⚠️ 予定していたスケジュールが崩れる
  • ⚠️ 遅い時間に近隣住民の迷惑になる
  • ⚠️ 引越し疲れが余分にかかる

といった様々な悪影響が発生します。

午前中の引越し作業であれば、1件目か2件目になるため、予定時間が遅れることのない安心な引越しができます。

Q部長
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引越し作業は予定通りにいかないことは決して少なくありません。予定より3時間も遅れてしまったこともあります。

引越し時期の特徴一覧|比較表まとめ

引越しはタイミングしだいで品質が変わります。僕がオススメする「5月と11月・上旬・平日・午前中」を選べたらベストですが、なかなかここまで調整することができない人も多いと思います。そこで、月別・旬別・曜日別・時間帯別に特徴をまとめました。引越しするタイミングの参考にしてください。

月別の特徴

衛生面技術面接客面料金の安さ特徴おすすめ度
1月寒さ・雪に注意新年のスタートでモチベーション高め落ち着いた好印象な接客が多い年明け直後は予約が少なく、かなり安い。中旬〜下旬は徐々に繁忙期の兆し。閑散期。上旬は引越し件数が少なく、
特に質が高い。
(4.5 / 5.0)
2月寒さ・雪に注意ベテラン比率高め忙しくなる前でまだ丁寧学生や新社会人が動き始めるため、やや上昇傾向。繁忙期前の落ち着きあり
(4.0 / 5.0)
3月資材使い回し・衛生面低下新人・短期スタッフが多い態度が機械的になりがち年間で最も高い。料金は2〜3倍に跳ね上がることも。超繁忙期。品質が最も落ちやすい
(1.0 / 5.0)
4月引越しラッシュ続きで疲弊作業スピード重視のため雑になりやすい接客の余裕なし上旬は高止まり。中旬以降は少し落ち着く。新生活スタート期。ミスも増える
(1.5 / 5.0)
5月閑散期で清潔・整理された現場経験者中心で技術が安定明るく丁寧な対応ゴールデンウィーク明けは穴場。料金・品質のバランス最強。ベストシーズン。品質バランス最高。
(5.0 / 5.0)
6月雨で資材が湿ることも企業によって転勤時期天候次第でモチベ差あり梅雨の影響で予約が減り、料金が安い。作業はやや天候リスクあり。梅雨期。天候リスクに注意。第3繁忙期。
(3.5 / 5.0)
7月夏の暑さで汗・臭いリスクあり気候や繁忙期の疲れから集中力低下しやすい夏のさわやかな印象ファミリー層の引越しが増え始める。夏場は衛生配慮が重要
(3.5 / 5.0)
8月猛暑・汗・臭いで衛生悪化経験者中心だが体力消耗暑さで接客ムラあり学生や転勤で再び混み合う。暑さで品質低下も。夏繁忙(お盆時期)は品質に差
(2.5 / 5.0)
9月台風リスクで雨対策必要・酷暑も続く企業によって転勤時期忙しさが接客に表れやすい企業異動でやや上昇。中旬〜下旬に注意。台風の天候リスクに注意。第2繁忙期。
(1.5 / 5.0)
10月雨が少し不安安定期で高品質丁寧な対応が多い落ち着いた時期。品質も良くコスパが高い。秋の穴場時期。品質安定度高
(4.5 / 5.0)
11月清潔・落ち着いた現場ベテランが多く安定心に余裕のある接客予約が取りやすく、作業員の品質も安定。高品質+安価の黄金期。5月と並ぶ“理想の月”
(5.0 / 5.0)
12月年末で作業増加年末モードでスピード重視忙しさでムラあり上旬は安いが、下旬は年末引越しで高騰。年末引越しは早め予約が◎
(3.0 / 5.0)

上旬・中旬・下旬の特徴

時期作業品質料金の安さ特徴おすすめ度
上旬
(1〜10日)
高品質安い品質重視・余裕を持って引越したい人向け。業者も落ち着いており高品質。
(5.0 / 5.0)
中旬
(11〜20日)
中品質通常日によって波がある。月の中頃は人員や案件の入れ替えが多く、ややバラつきあり。
(3.0 / 5.0)
下旬
(21〜末日)
低品質高い月末締め・退去ラッシュで混雑。作業員も疲労気味で品質が下がりやすい。
(1.0 / 5.0)

曜日別の特徴

曜日引越し件数駐車場所近隣配慮料金の安さ特徴おすすめ度
少なめ確保しやすい住民の出入り少ない週明けは予約が空いており、料金が最も安い傾向。作業員も余裕あり。週明けで交通・住環境ともに落ち着いている
(5.0 / 5.0)
少なめ確保しやすい住民の出入り少ない月曜と同様に穴場。品質も高くコスパ最強クラス。引越し業者によっては定休日になっている
(5.0 / 5.0)
少なめ確保しやすい住民の出入り少ない全体的に落ち着いた日。料金も手頃で作業員の質も安定。平日中日で会社・学校の人出がある
(5.0 / 5.0)
少なめ確保しやすい住民の出入り少ない週末に向けた準備が入るが、まだ安い部類。全体的にスムーズ。業者も余裕あり
(5.0 / 5.0)
増加傾向確保しやすい住民の出入り少ない翌日が休みの人が多く、予約が集中し料金が上がる。引越し件数はやや増える傾向
(4.0 / 5.0)
多い駐車困難近隣が在宅で気を使う家族・単身ともに希望が集中。料金は平日の1.5倍に。家族・単身ともに予約集中。車も多い
(3.0 / 5.0)
多い駐車困難近隣が在宅で気を使う土曜ほどではないが料金は高め。翌日仕事の人が多く時間制約も。家族層中心。午前中が比較的安全
(3.0 / 5.0)
祝日多い駐車困難近隣が在宅で気を使うほぼ土日扱い。休日割増料金に注意。土日と同等。特に駐車と配慮が難しい
(3.0 / 5.0)

時間帯別の特徴

時間帯作業品質トラブル発生率予定通りの進行料金の安さ特徴おすすめ度
午前便安定して高品質。作業員が一番元気で丁寧。最も少ない開始・終了ともに時間通りになりやすい。標準価格。人気枠で早め予約が必要。品質重視・確実に終わらせたい人向け。
(5.0 / 5.0)
午後便午前の疲れが出るため品質に波あり。前現場の遅れで開始時間が前後しやすい終了が夕方以降にずれ込むこともやや安くなる傾向。コスパ重視・時間に余裕がある人向け。
(3.0 / 5.0)
フリー便午後遅め〜夜になることが多く品質は運次第。作業時間が不明確でストレスになりやすい到着が夜になるケースもある。最も安く引越しできる。費用最優先・多少の遅れを気にしない人向け。
(3.0 / 5.0)
Q部長
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できる範囲で引越しタイミングを調整しましょう。

【まとめ】引越しは“余裕のある時期”を選ぶだけで品質が変わる

今回の記事では引越しにオススメの時期について解説してきました。

引越作業員として働き1年間の状況を熟知している僕がオススメするのは「4つのタイミング」です。

オススメの引越し時期

  • ✅ 5月と11月
  • ✅ 上旬
  • ✅ 平日
  • ✅ 午前中

年間で見ると、5月と11月は衛生面・技術面で高品質な引越が提供されやすい時期です。天候の影響や作業件数が少なくトラブルにつながりにくい時期です。さらに、閑散期にあたるため引越し料金も安く依頼できます。

月の中では、下旬になるにつれて引越し件数は増加傾向になります。そのため、上旬を選ぶことで余裕がある高品質な引越し作業になりやすいです。

週の中では、多くの人が週末に引越し作業を依頼するため「土・日・祝」が引越し件数多めです。可能であれば平日を選びましょう。

1日の中では、午前中が高品質の引越し作業になりやすいです。作業予定時間のズレがなくスケジュール通りに進みます。

引越し業者選びや引越作業員選びをやってきた人でも引越し時期を適当に決めてしまうと引越しトラブルにつながってしまい残念な引越しになってしまうことでしょう。高品質の引越し作業になるかどうかは引越し準備の段階で9割が決まります。ぜひ、今回オススメした時期を参考に高品質な引越しを実現させましょう!

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。